手の汗が病気によって起こることがあります。手の汗についてまとめました。
手に汗を握るという言葉がありますが、手の汗がとても出て困るという方は結構たくさんいらっしゃいます。
人間は手以外にも汗をかくところがあるのですが、発汗は(1)体温の上昇時・・体温を下げるために汗をかく(2)緊張したとき・・手がサラサラですべらないように湿らせる効果など で起こります。どちらも適度に必要ですが、出すぎるのはちょっと困ります。
手に汗をかきすぎる人は、どちらかというと後者の自律神経系のバランスをとるのが難しかったりメンタル面の影響が体に出やすい人が多いようです。
なので、手の汗を止めるアプローチは、手術を行う外科的な方法や皮膚科的療法、精神安定剤や自律神経訓練などを取り入れるメンタル的な方法があります。
手の汗がたくさん出る病気を手掌多汗症と呼びます。メンタル面の要素が強いようですが、どうしてもコントロールできない場合もあります。
そのような場合は、汗のでる汗腺をふさぐ手術を行います。汗が出るところをふさぐので、発汗が止まりますが、逆に発汗を抑えるために、暑いときに背中などの他の部分の汗が増えてしまいます。このことを代償性発汗と呼びます。この手掌多汗症の手術を行うかどうかは、今の手汗による苦痛と代償性発汗による他の部分の多汗(主に体温上昇時)のリスクのどちらをとるかによります。
日常生活に支障がなかったりした人が手掌多汗症の手術して、後悔するということもありますので、しっかりと考えて決めましょう。
手掌多汗症は、メンタル的な要素が強いので、カウンセリングや自律神経訓練なども取り入れたりして効果が出ることがあります。
手の汗うをおさえるのに、深呼吸などをしてリラックスするのも大切です。また、アンカリングという方法で、手に汗をかいてない状態を記憶しておくという方法もあります。
自律神経訓練は、できるだけリラックスした状態を保って、仰向けになり「あ〜、とってもいい気持ち〜」と頭の中で唱えながら、足や体の中心が暖かく感じるように少し意識を集中させて生きます。ゆったりとした中に浸るようなイメージです。
基本的に「手に汗をかいたりしない。だんだん止まる。」などの自己暗示はやめましょう。かえって気になって、手の汗に意識が向かってしまいます。
手の汗に関して開き直るというのも、ひとつの方法です。